キッチンが狭い話

 狭い。

 自炊をするようになったのは一人暮らしを始めてからだから、だいたい4か月とちょっとになるのだけど、やっぱり狭いな、と思うようになった。友人もまあまあ狭いキッチンだったりしたが、IHのコンロは火を使わない間は上で作業もできるので便利だなぁと思う。

 問題のキッチンというのは、ワンルームにありがちな(と言ってもワンルーム経験値が低いので本当にそうだかは知らないのだけど)一口コンロとシンクだけというキッチンで、しかもコンロとシンクの間にはほとんど隙間がない。コンロ即シンク。前に住んでいた人はどうやって自炊していたのだろう。していなかったのかもしれない。

 実際に使うにあたってまず問題になったのは、「ちょっと置いておく」みたいな場所がなかったこと。普通シンクの隣に平らなスペースがあったりするじゃないですか。作ったものをよそう皿だとか調味料だとかを置いておく場所も、冷蔵庫から出したものを置く場所も一切ない。しょうがないので組み立て式の棚を買ってきて近くに設置した。この先は自分のミスだけども、あろうことか中に着替えを入れてしまったので、こぼすと当分の服が全滅するスリルを味わいながら自炊をすることになった。「今日のこいつ、カレー臭いな」と思ったらそういうことです。でも次に引っ越しするまで配置は変えないような気がする。

 あとは、具材を切る場所もなかった。これはシンクの縁にまな板を載せてバランスを取りつつ切ることで解決した。いやしてない。いろいろ切ってみてわかったことがある。シンクの縁には水が流れていくようにと排水溝へ向かう傾斜が付けられていたので、まな板も当然傾斜して、結果丸いものを切るとどんどんシンクに吸い込まれていく。きゅうりはもう何枚転がり込んだかわからない。また、5センチくらいしかない幅に20センチくらいの幅のまな板を載せているものだから、バランスを崩してまな板ごとシンクにシュートしたりもする。他にも細かい問題点はいっぱいあるのだけど書ききれないし実物を見て使ってもらわないと伝わらないと思う。

 狭いことによる問題はこんなもんだったのだけど、実はもう一つ問題児が隠れていた。コンロだ。なんとこのコンロ、火力調節が全然できない。「だいたい火が通ったし弱火にして…」と思ってつまみを回すと、消火する。最初はなんか間違えたかな、と思ったのだけど何度やっても火が消えてしまう。しょうがないので全部強火で料理することになる、のだったらまだ良かったかもしれない。全部強火にもならないのだ。加熱中にたびたび「ピピッ」という電子音が鳴る。コンロを覗くと火が弱くなっている。しばらく放っておくと「カチッ」という音がしてまた強火に戻っている。どうも温度センサーか何かがあって、熱くなりすぎると自動で弱火にしてくれるらしい。これのおかげで焦げすぎを防ぐことができるのだ…たぶん。たぶん、というのはコンロの説明書が見当たらず、読んでいないから。説明書が見つかったらまず「火力の調整法」のページを読みたい。

 いろいろな問題を乗り越えつつ自炊をしているわけなのだけど、いろいろな問題があるということを踏まえたうえで見てもらうと自炊頑張ってる感が出るんじゃないかなと思いました。

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上からしそチーズ肉巻き、甘辛ひき肉丼、ハンバーグでござい…

すごい!頑張ってる!転がり落ちるのに負けずに人参も丸く切ってるし!

ブログも二日続けて書いてるしね。自画自賛で今日は終わります。