グミの話
固いグミが好きでハリボーとかは大好物なのだけど(ハリボーはめちゃめちゃ固いドイツ出身のグミです)、いかんせん高いのであまり食べないようにしている。時々新しい「ハード食感」を売りにしたグミを見つけるとつい買っちゃったりするのだけど、だいたいなぜか周りに酸っぱいパウダーがまぶしてある。何故だ。いる?
それでもまだ、ちゃんと固いグミなら良いのだけど、時々「ハード食感とか言ってなかった?!」って問い詰めたくなるようなやつがあって、心底がっかりする。自称ハード食感でたぶらかさないで欲しい。もう一度ハードって言葉を辞書で引いてみて欲しい。英語が難しかったら教えるから。
そこで思ったのが、「ハード食感」の統一基準なんかを作ったらいいんじゃないかしら、ということ。噛み千切るのに必要な力が何N(ニュートン)なのか、とか。ハリボーを基準にしてもいいと思う。このグミは0.8ハリボーだからまあまあ固いな、みたいな。
最近Twitterで「ハリボーをウォッカに漬けるとうまい」という話を見ました。あの食感でさらにアルコールも摂取できるんだったら地球最強の食べ物では?!と思い早速試そうと買ってきました。同時に「コロロというグミを白ワインに漬けるとサングリアみたいでおいしい」という情報も。ウォッカはさすがに度数が強すぎるだろう、と思ってハリボーの白ワイン漬けを作ることにしました・・・
というのが昨日の夜の話です。今日は白ワインにひったひたになってたっぷりアルコールを吸い上げたであろうハリボーを食べることだけを楽しみに一日頑張ってきました。さっそく白ワイン漬けを作っていたタッパーを開けてみると・・・
おや・・・?beforeとafterで写真を取ればよかったのですが、ハリボーがめちゃめちゃ膨らんでいます。あと心なしかグミ本体の色が薄くなっている・・・
まあ待て、食べて判断しようじゃないか・・・と食べてみたのですが、むむ、という感想。ハリボーの固さが全くなくなってしまっています。あと味がすっごく薄くなっていて代わりに原液のアルコールみたいな味がします。そして漬けていた白ワインが心なしか色づいていました。
どうやらハリボーは完全にふやけてその味も含めて全部失ってしまい、アルコールだけを吸収してしまったようです。アルコールの味はワインの味とも違い、安い居酒屋のうっすいレモンサワーみたいな味でした。漬ける時間が長すぎたのかな・・・と思って調べてみたのですが、どうやらこのふにゃふにゃの物体をうまいと言って食べているのが元ネタのようでした。酒はもっと良いものを使えば多少おいしいのかもしれませんがこんなふにゃふにゃな物体、ハリボーとは認めない!!!!というかふにゃふにゃにしちゃうならハリボーである必要性ゼロだろ!!!
ということで現在はもとからふにゃふにゃなグミであるコロロを白ワイン漬けにしています。弾力は諦めてますがせめておいしくなってくれ~