さんまの話
さんまが穫れる量が減っているらしい。
とはいえ、あんまり自分には関係ないかな、と思っていた。
でも先日さんまを買った。たまたま安売りしてたので。
良い機会だと思ってさんまも料理できるようになろうと、
今回試したのはこちらでした。
こんな簡単に行くならできそう…と思ってさんまにいざ取り掛かったんだけど、捌く前に、いざさんまを触ってみた感想としては「生き物だ!」
いや当たり前なんだけど。豚肉とか鶏肉とかは触ってても「肉だなあ」としか思わないのだけど、生さんまは生きていたそのまんまの形だし、触った感触も「生き物の肌」っていう感じがした。豚肉とか鶏肉の柔らかさは「生もの」っていう感じなのだけどさんまの柔らかさは「生き物」って感じ。うまく伝わらない気がするし、なんでそういう違いを感じたのかはっきりと説明できないけど、食べ物とは生き物なのだなぁと改めて感じました。わかってたつもりなのだけどね。あと血も出るし。これも当たり前なんだけど、血が出て初めて「そりゃそうか!」って思った。
捌く段階になって。上のやり方を試してみたところ、実にすんなりと内臓が引きずりだされてきて拍子抜けした。さんま自体の長さに比べて内臓がやや短かったので「引っかかって途中でちぎれちゃったのかな?」と思って結局お腹を開けて確認したのだけど、内臓というかほぼ消化管なんだから口から肛門までしかないのだよね。肛門はさんまの途中についてるから内臓がさんまより短いのは当然でした。
すんなり行った、と書いちゃったけど実際には「あれ、全然刃が通らないぞ」という感じでした。魚ってこんなに固いのか!という感じ。表面の鱗?皮膚?がしっかりしていて切りづらいのと、骨はごりごり力を入れないとダメだった。包丁の切れ味が悪いからってのもあると思うので次に捌くときはちゃんと研いでおこう。
捌いたあとの調理はなんなく進みさんまの味噌煮としておいしくいただきました。これで初めてのさんま体験はおしまいなのだけど、次のごみ捨ての日まではごみ箱にさんまの頭が入ってるってことなのだよなあ。夢に出ないうちに捨てたい。