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3単語からねつ造する話

プラトニックラブ、という言葉がある。エロいことなしで純潔に愛し合いましょうね、みたいなやつだけど、かの有名な哲学者であるプラトンからその名前は来ているという(有名ですよね?)。じゃあプラトンはエロいこと一切しなかったのか、そんなことないと思うのだけど念のため調べてみたらプラトン自身は別に純潔ではなかったらしい。プラトンの著作が後に解釈され、美のイデアが、だったら精神的な愛が、禁欲的な愛が、みたいな方向に変わっていったみたいだ。

さて、この精神的・禁欲的な愛、プラトニックラブは人間だけがするものだと思いますか?思いますよね普通。ここにあるのは純粋な愛だけ、みたいなサルをみたことがありますか。絶対に盛りがつくことのない動物、それは多分去勢されているだけではないか。本能的な三大欲求、食欲・性欲・睡眠欲の一角を担う性欲を抑えて精神的なものへと昇華させることができるのは高次的な動物である我々人類だけである。そう考えるのが普通だし、自分も今までそう思っていました。

ところが。

 

みなさんアヒル、知ってますか。そうです、あのがーがー鳴くアヒルです。女子大生が自撮りするときにこぞってやるアヒル口のいわば元祖とも言える存在です。あのアヒルが、実はプラトニックラブな状態になっていることがある、というのです。もちろんすべてのアヒルがそうだというわけではありません。もし全てのアヒルがプラトニックなのだったら、そしてプラトニックであることがより高次な精神を持つことの証明だとしたら、大多数のエロいことが大好きな我々人類はアヒル以下の精神構造を持つことになってしまいます。そんなことはないのでご安心を。ご安心を、といわれても、一部だとしてもプラトニックなアヒルがいることに衝撃を受けるのではないでしょうか。そもそも、アヒルのプラトニックラブってどんな状態だ。

 

アヒルのプラトニックラブについての報告は動物実験から生まれたようです。と言っても変な薬を飲ませて死なないかどうか見る、というものではなく、動物の繁殖とか健康な飼育のためにその動物に向いている栄養を探す、というタイプの実験です。魚とか肉とか、草食だったらリンゴとか干し草とかありきたりなよくある食べ物から、100歳のお年寄りとかが「これで長生きしました!」とか言って食べていそうな健康食品たち(ニンニク、黒酢、そういうタイプのキノコなど)までこれでもかというくらいの種類の食べ物を与えて試したとのこと。その結果として、健康な飼育とは直接の関係はないのだけど副産物的にわかったのが今回のプラトニックダック。

アヒルにとあるものを食べさせた結果、なんとプラトニックダックになったというのです。メスにアピールはすごいするのだけど交尾には至らない。でもアピールはする。メスが寄ってくる。でもそこまで。その先はしない。一緒にはいる。その様子を見て飼育員は気づいたのです。「あれっていわゆるプラトニックラブってやつでは?」

これが本当にプラトニックラブなのかはアヒルが喋れるようになるまでわかりませんが、このような変化を生んだ食べ物とは一体なんだったのか?

それがコーヒーだったそうなのです。飲み物じゃん、という話は一旦おいておいて、コーヒーを毎日与え続けたアヒルはアピールすれども交尾せず、というプラトニック状態になったとのこと。単にメスに興味がなくなっただけではなく、アピールまではするのでプラトニックなんだそうです。詳しくは元情報を探してみてください。「アヒル プラトニック」とかで検索すると見つかると思います。

 

さてプラトニックラブをコーヒーの力で引き出すことが(少なくともアヒルにおいては)できるということが明らかになったわけですが、ここから発展して人間においてもコーヒーが全く影響ないとは言えないかもしれない、ということが話題になりました。人間においても同じ影響があるのかは次なる研究を待たねばなりませんが、もし本当にコーヒーが人間においてもプラトニックパワーを発揮するのであれば「行きつけの喫茶店のバイトの子が気になって・・・」から始まる恋がいまいち上手くいかないのも実はコーヒーの影響があったりするのかもわからないですね。「プラトニックラブであれば、毎日こうして一言二言交わすだけでも幸せなんだ・・・」という遠慮が原因だったり。ただ度胸がないだけ、と言われればそれまでですがね。

 

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「コーヒー アヒル プラトニック」の3単語からねつ造した全くのでたらめでした。

適当な3つの単語からそれっぽい話を作るシリーズです。