散歩@両国の話

先日、両国散歩に出かけました。用事と用事の間に両国で時間が空いたから、というだけなんだけど。散歩のスタート地点は旧安田庭園旧安田庭園、とか言われても全然わからないかと思うけども、場所としては国技館の近く。なぜ国技館に行かなかったかというと場所中じゃないと入れないからです。それにみんな知ってるだろうし。あと無料じゃないし!

さて、旧安田庭園ですが、入場無料です。貧乏人に優しい。無料だと舐めてると思ったよりも雰囲気がいいところ。入口すぐに案内版がある。地図によると、「心字邸」というのがあるのでまずはそちらへ。西日がすごい・・・この時間でもう西日ってことは冬が近づいてるってことだなぁ、などと(15時くらいでした)。気温はそこまで低くないけど、どんどん寒くなってくんだろうなぁ。

f:id:nekodaisei:20151015234249j:plain

ずいぶん新しそう。オストメイトトイレがついてる(けど逆光で全然見えない)。案内板にも「車椅子で行ける」と書いてあったのでバリアフリー施設になってるぽい。写真だと逆光で全然見えないけど。中は小さいながら座敷が。

f:id:nekodaisei:20151015234439j:plain

どうやらここから池が見える様子。上がってみてもいいのかな。靴を脱いで失礼する。いい感じです。もうちょっと生け垣が低いと良さそうなんだけど。でもこの見えそうで見えない感じがわびさびだったりするのかな。どうなんだろ。(写真でもちょびっとだけ池が見えてます)

f:id:nekodaisei:20151015234628j:plain

蛍光灯とか綺麗な蛇口とか付いててどうかな、とも思ったんだけど、意外と雰囲気あっていい感じ。外見は「公衆トイレかな?」って思っちゃうような感じだったけど、バリアフリーと伝統や歴史の両立となると仕方ない面もあるんでしょうね。でもピカピカのトイレとむき出しの蛍光灯の割には雰囲気が壊されてなかったように感じたので、他の文化財の再建の参考になるかも。
心字亭、ちゃんとその歴史を調べたりはしません、あくまで散歩なので。ここからは他に行けなさそうなので一旦最初の案内板まで戻る。こっちはどうかな、と進むとまた何やら建物が・・・と思って近づくとこっちは本物の公衆トイレでした。見た目はこっちのが古そうなのに。

玉砂利の音がいい感じの小道を進んでいくとさっきの池が見えたよ。

f:id:nekodaisei:20151015234921j:plain

池の脇を進むと階段。階段ってことはこっちはバリアフリーになってないのか。全部が全部バリアフリーじゃないのね。見ると、お稲荷さんだ。でもちょっとさびれちゃってるような・・・幟が色あせちゃってるし。

f:id:nekodaisei:20151015235401j:plain

これは鳥居のあとかな。木も残ってます。直さないのかな…

f:id:nekodaisei:20151015235036j:plain

f:id:nekodaisei:20151015235112j:plain

何のお稲荷さんなんだろ…と思ったら背後に岩があった。駒止石?

f:id:nekodaisei:20151015235156j:plain

この武将さんを祭ったお稲荷さんということらしい。

f:id:nekodaisei:20151015235221j:plain

駒止石はこんなもので、 あんまり大きくない石だけど本当にこの上に馬を止めたのかな。乗らなくない?

お稲荷さんの隣の木には柿がびっしり実ってる。

f:id:nekodaisei:20151015235515j:plain

こういう柿って取って食べたら怒られるのかな。色はちょうど良い頃合いに見えるのだけど。間引かずに全部実らせちゃうと渋くなっちゃうのだっけ?それは違う果物かな?特に由来とかは書いてないのでただの柿の木みたい。

さらに進もうとすると何か撮影中でした。おじゃましないように引き返す。和服姿の男女だったけど、成人式の前撮りとかって公園ですることもあるのかな?しないよね?そもそも男は前撮りしないし。

庭園を歩いていてすごく気になってるのが、石塔がすごくたくさんあるってこと。

f:id:nekodaisei:20151015235840j:plain

f:id:nekodaisei:20151015235909j:plain

これとか結構な高さで、倒れたら怖い。でも全然由来とか書いてない。謎の石塔。

引き返したのでまた池に戻ってきた。せっかくなのでさっきの(写真に写ってた)飛び石、通ってみよう。と思ったところで止めとけば良かったんだけど。こ、この飛び石、めっちゃめちゃすべる!途中で本当に後悔した。どうやら時々水に沈んでるみたいな感じでぬるぬる。もっと楽しく渡れるかと思ったんだけど、3歩目くらいから池ポチャしないようにマジになって渡ることに。

罰ゲームみたいなぬるんぬるんの飛び石を無事脱出して、さっき撮影していて引き返した場所に逆から行ってみる。一見何もなさそうなところに説明書きがある。

f:id:nekodaisei:20151019222239j:plain

隅田川からの潮を利用して満ち引きを作っていたとのこと。すごい!そんな仕掛けあるのか。今も満ち引きはしているらしく、飛び石がめっちゃめちゃぬるぬるだったのも納得。

f:id:nekodaisei:20151019222451j:plain

木の影に確かに一応水門があるのだけど、明らかなコンクリート造り。江戸時代の水門は・・・?コンクリート固めにされちゃったのかしら。

さて隅田川が近くにあるようだ。少なくともこの庭園まで水を引いて来れるってことだからそんな遠くないだろう。ということで、庭園を後にして隅田川に行ってみよう・・・

道を渡ったらすぐ隅田川、ではあるんだけど堤防が大きくて全然川の様子が見えない。大きくないと決壊して大変なことになるから良いのだけど。堤防を登れそうなところを探したのだけど、「水上バス乗り場」だったので引き返す。散歩ではお金を使わない手技なので。まあ堤防に登らずとも橋渡ったら見えるだろう、ということで、先に見える橋に向かう。
けどあっさり「隅田川テラス」みたいなものが。堤防を越えて川のすぐそばまで降りれる様子。見えたぞ隅田川!

f:id:nekodaisei:20151019223447j:plain

船もある。多分さっきの水上バスなんだろう。ところで水上バスって観光以外に使うんだろうか。
川べりをぶらぶら進む、と書くと土手に草が生えてて・・・みたいなイメージかもしれないけどがっちりと護岸されているので全然そんな感じじゃない。花壇が作ってあって花が植えられていたりはするけど。橋のところまで来てわかったのだけど、テラスに降りちゃうと橋渡れなかった。せっかく降りたテラスだけどまた上がらないといけないようだ。悔しいから下から写真撮った。

f:id:nekodaisei:20151019223854j:plain

これだけだと全然何かわからん。橋です。
次の用事の場所と時間の関係からこのまま上野を目指す。用事に遅れそうになったら途中の駅から電車に乗ればよかろう、という算段。

橋の欄干がちゃんと力士だったのでやるなぁと思う。写真だと見づらい。カメラの技術を磨くともっと伝わるように取れるのだろうか。

f:id:nekodaisei:20151019224057j:plain

橋を渡って進みます。

が今日はここまで。続きは次回に回します。散歩@両国なのにほとんど旧安田庭園にしかいなかったけど。上野まではまだまだあるのでじりじりと進んでいくよ。今度は庭園とかないので本当にただの散歩の実況になります。最後はこの写真で。旧安田庭園付近の住所。国技館が近くにあるので、ちゃんと住所も・・・

f:id:nekodaisei:20151019222849j:plain

横網!・・・網?ここまで寄せておいてなぜ。

また次回。